椿三十郎(ネタバレあり)
椿の感想です。
それでも去年のライブで見たトレーラー(予告編)はかっこよくて、期待と不安が半分という感じでした。
最初に若侍たちを守るために、敵陣の中に入っての立ち回りでやられました。
織田くん、ごめん。めちゃくちゃかっこいいじゃないですか!
もう、ここで泣きそうになりました。身のこなしの軽さ、間合いの上手さ、そして眼光の鋭いことといったら!
もうね、三船敏郎がなんぼのもんじゃいと思いました(暴言)。彼を起用した森田監督バンザイ!
以下、箇条書きでの感想です。
・室戸登場でぷぷと笑いそうになった。
・三十郎って偽名だったのね。しかも誰も疑問に思わないとこが時代劇
・なぜか前がはだけない三十郎
・素浪人のわりに小奇麗な三十郎
・神社のシーンで床下から顔を出す若侍がもぐらたたきみたいで
・初対面のシーンで「みーつけた」って目で言ったよね?室戸半兵衛
・21人斬った後で転がる三十郎、それは何かのプレイですか?
・そして彼を縛るのにちょっとしたバトルがあったりして
・「あの人はいい人です!」のシーンで何故か恥ずかしさにいたたまれなくなった。どーゆー脚本よ。
・家老の妻子のあのまったりとしたしゃべり方って原作もそうだったの?
・3悪人が茶室に篭るシーン、CO2多くね?
・3悪人、お菓子食いすぎ(かりんとうと金平糖といりこ)
・三十郎の着物の紋が気になる…
・自分がいないときに何か起きるっていうことに早く気付けよ室戸半兵衛
・押入れ侍大好き!持って帰りたい…
・決闘の前の話し合いが気になる
・決闘シーン素敵
書けば書くほど腐ジョシな感想しか出てこない自分にちょっと凹みつつ。
黒澤明監督の原作を見ていないし、情報収集が趣味の割には全く予備知識のなかった私。
あんなに面白い映画だとは知りませんでした。
好きなスターにはいつまでも素敵で若くあって欲しい。
それは誰しも思うことです。例えば昔好きだった歌手がいつのまにかおじさんになってたりすると、自分がトシを取ってきたことは無視して悲しくなるものです。
織田さんが40代になる前に、自分にもそういう葛藤がありました。
いつまでも若い素敵な人であって欲しいのはファンのわがままですが、この椿三十郎という役を十年前の彼が出来たかどうか。多分無理だったと思います。
今の彼だから出来る、それがこの作品なのだとしみじみ思いました。
余談。劇場に入って座る前に、他のお客に声をかけられました。
たまたま姉が持ってきた数年前のColorsツアーバッグを指差されて「ファンクラブの方ですか?」
と聞かれた。
「いいえ。違いますが、今年のツアーにも行きましたー」と私。
「そうですか。あ、クリアファイルまだありましたね」
「ええ。まだグッズが残っているとは思いませんでした。どちらからですか?」
「市内の方です。今日は遠征して来ました」
「(遠征かよ…)何回見られました?」
「7回です」
そう、その人はなんと8回目の鑑賞だったのだ。すげー。
| 映画 | comments (4) | trackback (0) |
コメント
箇条書きのすべてに深く同感したり爆笑したりと楽しませて頂きました。
ああまた観たくなってきちゃった!ちなみにわたしはまだまだの次回5回目です。みなさん、ほんとにすごいです~。
| 木村リカ | EMAIL | URL | 2008/01/22 05:43 am | Q.4hjb3k |
コメントありがとうございます。切れてしまってすみませんでした。
あの脚本は、何も考えずに見れますよね。
最近考えて見る映画が多すぎると思いません?
もっとフラットでいいと思う。
おお!7回の人がここにも!敬礼!
| ami | EMAIL | URL | 2008/01/21 09:50 pm | DJFwPsyI |
「良い感じに年を重ねていますよね。これからも楽しみですね。」
とまとめたかったのですが…。済みませんでした。
| 透子 | EMAIL | URL | 2008/01/21 08:24 pm | A5OXanxk |
&ご感想お待ちしてました~。
「CO2多くね?」のくだりは吹き出しちゃいました。
上手い!座布団1枚!まったくそのとおりですよね。
最初の立ち回り、良いですよね!
私もあそこでまず撃ち抜かれました。
それから決闘前の二人の話、私もすごく気になります。
いったい何を話していたんでしょうねえ。
偽名の件は、若侍達はともかく、奥方は偽名だって分かってたと
思うんですが。で、三十郎自身も
あの人にはばれてるって分かってたんじゃないかな?と
私は勝手に思ってます。
でも若侍は気づいてないかも。そもそも、名前を聞いてないということに
気づいたときの驚いて振り向いた顔がおかしかったですね~。
機会があればぜひ黒澤版もご覧くださいませ。
「黒澤さんってこういうコミカルなものも作ったのね」という感じを
私は受けましたが、今回の脚本、本当にほとんど変えてませんから。
演出もかなり踏襲してます。
家老夫婦と娘は、黒澤版もあんな感じです。
というか、もっとまったりしてます。笑えます。
それにしても室戸は椿を好き過ぎですよね。
私は室戸が椿に向かって「いい子だ」という前後のシーンは
だんだん直視出来なくなってきました。なんだか恥ずかしくて(爆)
最後はなんか、二人とも可哀想だった…。
それと私も7回、見ちゃいました。すごいでしょ(笑)
後1回、最終日くらい行きたいなあって思ってます。
DVD出たら買っちゃうんだろうな。
(織田貧乏まっしぐらです:笑)
それにしても織田君、いい感じに年を重ねて
| 透子 | EMAIL | URL | 2008/01/21 08:23 pm | A5OXanxk |
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